個人の選択：結婚するかしないか

生き方は人それぞれ。だから、結婚する・しないは個人の自由です。結婚しない選択肢のメリットは「行動や生き方が自由」「家族扶養の責任がなく気楽」「金銭的に裕福」「広い友人関係を保ちやすい」「異性との交際が自由」といった点が挙げられます。それは確かにその通りなんだけれど、結婚相談所の立場としては「それはまだ若いうち（今）だから言えますよね？」と訴えたい。なぜなら、ある記事を見てハッとしたからです。

驚きの事実：日本人の平均寿命

知ってましたか？平均寿命は90.50歳（女性）、84.45歳（男性）です。

平均寿命が延びること自体は良いことなのだけれど、これは最後まで健康でいた場合の話です。

先日、たまたま電車の広告で雑誌「BRUTUS」が目に入りました。珍しく雑誌を購入して読んでいくと、「なぜ、今リスキリングするべきなのか？」というタイトルの記事が。要約するとこんなことが書いてありました。

日本の女性の平均寿命は90歳以上で、治療技術と予防医療の進歩により、100歳超えが珍しくなくなりつつあり、日本の100歳以上の人口は100万人を突破する可能性がある（国連推計）。健康で活動できる期間も伸び、60歳や70歳で新たな人生をスタートする人も増える。この長寿社会では新しいスキルの習得が重要となり、長寿は経済的リスクとされる一方で、「より長く人生を楽しめる」ことを前向きに捉えるべきである。

※出典：BRUTUS994号より抜粋

考え方の変化：新しい人生のスタート

「人生は長いのでスキルを身につけましょう」と主張した文章でした。しかし、結婚相談所を長年やっていますと、職業病なのか違う角度で見てしまいます。

私は今53歳。親の介護も経験しました。その身の視点から思ったのは、「俺の年齢であと30年生きるのか。同級生とかで結婚していない友達は大変だ・・・」です。

私でも、あと30年も生きられるのは嬉しいことなのだけれど、これを孤独で生きていくことは大変だと思います。若い時と違って、体力も衰えてきますし、体の機能や意欲なども衰えていきます。50代になってみて、本当に衰えを感じることが増えてきました。

まだ今であれば、話し相手が欲しかったら呑みに行くとか、友達を誘うとかできますが、それもやがてできなくなる年齢になってくるでしょう。孤独であと10年20年も生きていくことは、さみしがり屋の私には無理ですね。

結婚のリスクと可能性

もちろん、結婚すれば、こういった問題がすべて解決するというわけではありません。

結婚しても3組に1組は離婚する時代です。結婚そのものにリスクがあることも承知しています。

「結婚後にパートナーが浮気をしたら？」「子供ができても五体満足じゃなかったら？」「会社の給料が安くてやっていけるのかしら？」など、不安をあげたらきりがない。しかも、よほどのことがない限り、結婚した相手と同時期に死ぬことはなく、どちらかが先に亡くなれば、そこから先は孤独が待っています。

結婚にはリスクはつきものですが、しかし、プラス面もあります。

結婚をしない選択肢を取られた方を逆にリスペクトします。私にはできないから。でも、少しでも結婚願望があるのなら、人生で1回は婚活をしてみてはいかがでしょうか？

それは結婚相談所ばかりではなく、パーティやアプリなどから誰かに紹介を受けるでも良いと思いますよ。それでもダメなときは結婚相談所を頼ってください。きっとお役に立てることでしょう。

 

結婚相談所マダカナ

 

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