2017.12.23
お見合いは結婚を希望している男女双方が、一緒に過ごすことで結婚に相応しい相手かを見極める場です。自分の生涯の伴侶となるかもしれない人との大切な出会いの場ですから、初対面の相手へのマナーや気配りが必要になってきます。相手がどんな人かを見て確かめているのと同様に、自分も相手から見られています。失礼のない態度で楽しく過ごせることが良い結果へと繋がります。
初めての相手と会う時は第一印象が大切です。男性はフォーマルな場ではスーツを着用するのがマナーですから、お見合いでもTシャツやGパンなどのカジュアルすぎる服装は相手に対して失礼になります。
スーツは紺やグレーなどの落ちついた色合いのものを選び、ズボンはクリーニングしてきちっと折り目のついたものを着用するのが作法です。シャツもアイロンをかけたものを着用しましょう。
ネクタイもシンプルで上品な色柄のものを選び、あまり派手なものは避けたほうが無難です。シャツは白でなく、カラーやストライプでも構いません。また、靴下も普通のビジネスソックスで構いませんが、あまりボロボロなものは避けましょう。そして、靴は前もってきちんと磨いておきます。
また、服装だけでなく、身だしなみには清潔感があることが大切です。髪がボサボサだったり、フケが出ているのはNGです。きちんと洗い、見苦しくないように整えて、爪も切っておきましょう。ハンカチも洗ってアイロンをかけたものを持つことが大切です。
女性の側からすると不潔と感じる男性には好感は持てません。過度のおしゃれは必要ありませんが、社会人として必要最低限の常識を持った服装やマナーを心がけることがポイントになります。
お見合いの待ち合わせ場所には10分前には到着するようにしましょう。あまりキョロキョロしていると見苦しいので気をつけます。待ち合わせ場所では相手から見てわかりやすい場所に立っておくのがポイントです。当たり前のことですが、待ち合わせに遅刻は厳禁です。万が一遅刻した場合には素直に謝罪し、言い訳はNGです。
相手が待ち合わせ場所に到着したら、こちらから声をかけるのが作法です。「すみません。〇〇さんですか?」と声をかけ、「はじめまして。〇〇です(自分の名字)。今日はわざわざありがとうございます」と自己紹介します。仲人さんが来ている場合は仲人さんにも笑顔で挨拶しましょう。
お見合いとなると自分も相手も緊張しているものですが、あまりガチガチになりすぎず、笑顔できちんと挨拶するのがお見合いをうまく展開させるコツになります。
また、待ち合わせ場所では男性側から声をかけるのがマナーです。相手の緊張をほぐし、お見合いをリードしていくつもりで笑顔で女性の目を見ながら声をかけることがポイントです。笑顔でさりげなく声をかけることができればこの後の会話がスムーズに進みますので、ここはしっかり頑張りましょう。女性側から見て「感じの良い人」という印象を持ってもらえることが大切です。
相手と出会ったら、一緒にお見合いの場へと移動します。移動中はお互いに黙って移動すると緊張が高まってこの後の会話が続きにくくなってしまいますので、話題を見つけて話しかけるようにします。
話題は天気や気候の話が無難ですが、会話が広がるようにちょっと何かをプラスすることがポイントです。例えば「今日はお天気が良くなりましたね」「ええそうですね」「天気がいいと富士山が良く見えますね」とか、「この頃ちょっと暖かくなってきましたね」「そうですね」「そういえばうちの近くの公園の花が見頃を迎えているんですよ」などと、話が繋がっていくとお互いに気持ちがほぐれていきます。無理なく自然な会話をするよう心がけることが会話の続くコツです。
店に着いたら女性に奥の席に座ってもらいます。手で「どうぞ」と示すのが自然です。メニューが来たらまず女性にメニューを見せて「何にしますか?」と聞いてあげてください。
女性の注文するものが決まったらそれと一緒に自分のものも注文します。自分の注文はコーヒーなど無難なものをあらかじめ決めておくとスムーズです。ウェイターやウェイトレスに対しても丁寧な言葉遣いで注文することが大切です。横柄な態度は女性から見てマイナスポイントになってしまいます。”
飲み物の注文が済んだら改めて「今日はありがとうございます」と相手にお礼を述べましょう。相手に対して来てくれて嬉しいという気持ちをしっかり伝えると話が続きやすくなります。お見合い中は自分から話題を見つけて話しかけるようにします。
話し上手である必要はありませんが、話そう、コミュニケーションを取ろうとする努力は必要です。一生懸命にすることであなたの誠実さは相手に伝わります。
相手が話しかけてくれるのをただ待っている態度はNGです。どうしても話題が見つからない時は趣味のことや食べ物のこと、街の話題や最近のニュースなどを話題にするといいでしょう。自分のことばかりではなく、相手のことも聞くことが大切です。
また、逆に相手のことばかり根掘り葉掘り聞くのはやめましょう。また、話が盛り上がっても盛り上がらなくてもお見合いは1時間くらいで切り上げます。初対面の相手と長々と一緒に過ごすのはお互いに疲れてしまいます。
そして、お見合いの席のお勘定は、割り勘ではなく男性側が持つのがマナーです。テーブルに伝票が来たら自分の側に引き寄せて自分が払うという意思表示をしておくといいですね。終始笑顔で相手を気遣いつつ話ができればベストです。
お見合いの席では自分や相手の過去の恋愛やお見合いの話を持ち出すのはNGです。「お見合いは何回目ですか」「どうして僕とお見合いしたんですか」など、これまでのお見合いの話やお見合い相手が返事に困るような質問は厳禁です。
また、「結婚は焦ってないんです」とか「もてないわけじゃないんです」などの言い方も相手を不愉快にさせてしまいます。仕事の愚痴や他人の悪口、なおかつ相手の電話番号や連絡先などをしつこく聴きだすのも NGです。
初対面の相手と話していい話題かどうか、お見合いの席にふさわしい話題かどうかを考えましょう。もし、相手と話が合わない、話が盛り上がらない場合でも、相手を無視したりさっさと切り上げるのはマナー違反です。
自分のことばかり自慢げに話したり、断りもなく勝手にタバコを吸ったり、食事中にくちゃくちゃ音を立てる、貧乏ゆすりをするなども失礼な態度になります。今目の前にいる女性が結婚相手ではないとしても、初対面の女性に対する最低限の気遣いや思いやりは必要です。
お見合いが終わったら、この先どうするかという判断が必要になります。今日会ってみた印象を思い返し、自分の心に問いかけながら判断していきましょう。交際をしようかどうか迷っている場合にはもう一度会ってみるという手があります。何度か会ってから最終的な判断をしても遅くはありません。もしも、もう一度会うのが負担に感じるようなら、きっぱりとお断りしたほうがいいでしょう。
どちらにしても、遅くともお見合いの翌日までに仲人さんか世話人に連絡を入れます。お見合いは結婚相手を探すための重要な手段です。自分一人で迷ったり不安に思っているよりは、経験豊かな世話人のアドバイスを受けることで良い結果に結びつくこともあります。結婚相談所などを利用してみるのも一つの手でしょう。
お見合いは結婚を考える男女が出会う場です。「ありのままの自分」を見せることも大切ですが、相手への気遣いや思いやり、常識的なマナーや作法も必要になります。あまり取り繕っても普段の生活の中で身についたものが自然に出てきてしまいます。お見合いを成功させるコツは相手の立場に立って考えることだと言っても過言ではないでしょう。結婚生活は互いの気遣いや思いやりがなければ成立しません。お見合いはそれを見極めるための大切な通過点なのです。
お読みいただきありがとうございました。
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