2018.5.4
近年、婚活はより気軽なものとして20代以上の男女に浸透しており、そのスタイルには様々なものがあります。結婚相談所もその一つで、今も結婚相手を探す際の有力なツールとして利用されています。結婚相談所では、まず登録をするのにあたって多種多様な質問に答え、それがマッチングをする際の重要な情報となってきますが、年収に関する項目もその一つです。
婚活では、より自分を深く知ってもらうためにも、個人情報をあらかじめ記入する機会が多くあります。まずは、住所や家族構成、職業などの基本情報を書き込んでいくのですが、(このような個人情報は外部には漏れませんのでご安心を)その際にほぼ確実に聞かれることになるのが、「年収」に関する質問です。
結婚は一つの世帯として運営していく運命共同体で、現実の生活ですので、婚活の際には、どうしても経済的な面も気になってくるのは当然と言えます。
男女ともに年収は重要なファクターではあるのですが、特に女性にとっては、男性の年収は、お付き合いを始めたり続けたりしていく上での、重要なポイントになっているようです。それゆえに、婚活の際には、男性は女性よりも年収を書くことが求められる機会が多いのですが、残念ながら年収を偽って申告する男性も存在しています。
雑誌やテレビなどで、婚活中の男女が相手に求める希望年収が取り上げられることがありますが、生活に関する金銭感覚は女性の方がシビアです。実際には、様々なアンケートがあるものの、一般的には最低年収は300~400万円、理想は500~600万円以上と回答する女性が多く、あまりに非現実的な年収額は出てきていません。この女性の本音をわかっているからこそ、男性は、できるだけ年収平均額やそれ以上の年収がある、と申告することに、こだわりたいと思うのかもしれません。
婚活にもいろいろな手段がありますが、婚活サイトや婚活パーティなどの場合は、個人情報を記入する際に、そこまで厳しい証明は求められていません。
婚活サイトによっては、きちんと収入を証明できるようなデータを送付する対策も行われているところもありますが、一方で、一部の婚活パーティにおいては、年収制限を掲げていてもチェックを行っていなかったり、書類を見せるだけですぐ返してもらったりというケースもあります。悪意がある参加者であれば、偽造した書類を見せたとしても、その真偽を問われることは滅多にないのが現状です。
この「偽りの年収」というリスクを避けるために、結婚相談所の場合は、収入証明の提出が必須となっています。提出書類は、源泉徴収票、個人事業主の場合は税務署印のある確定申告書などの公的な証明書が指定されていますので、基本的には、ごまかすことはできません。
それでも、悪意のある人であれば、年収に関する書類を偽造したりすることもないとは言えませんが、このような嘘をついて結婚を進めようとすること自体が詐欺にあたります。
民法747条1項には「詐欺又は強迫によって婚姻をした者は、その婚姻の取消しを家庭裁判所に請求することができる。」という規定があるので、年収の嘘がバレてしまったときには、嘘をついた人は大きな代償を払わなければなりません。損害賠償を請求される可能性もある上に、結婚自体も取り消されてしまうのです。
このような事態を引き起こさないために、男性も女性も、細心の注意を払って、これらの情報に向かい合っていくことが大切です。
出産や夫の転勤などのライフイベントによって、男性よりも仕事のキャリアが分断されがちな女性にとって、婚活をする上で年収が気になるのは当然とも言えます。しかし、年収だけを殊更に重要視して理想の相手を探そうとすると、思わぬ落とし穴にはまって「こんなはずではなかった」と結婚後に嘆くことにもなりかねません。
例えば、年収が高くても借金があったケースや、転職や独立により年収が下がってしまったケースなどもあります。逆に、年収が低くても実家が資産家である場合もありますから、年収という数字だけに惑わされずに、自分のこれからの働き方なども考えながら年収というものを捉えていけば、より年収という情報を有効に活用した婚活ができるようになるでしょう。
通常、男性は実際の年収よりも高く偽りの年収を申告しようとします。実際は高収入なのに、お金目当てが目的の女性を避ける目的で、低く申告するという男性もいなくはありませんが、レアケースといえます。
男性が偽って高めの年収を書く理由としては、単にモテたいからという単純な動機である場合もありますし、年収が低いと女性から選んでもらえないのではないかという不安や自信のなさであったり、男のプライドであったり、などが考えられます。
しかし、結婚相談所などにおいては、年収額そのものよりも仕事の安定性が重視されることも多いですし、正しい年収を申告することで身の丈にあった生活をしてくれる相手を見つけやすくなることをアドバイスされ、理解していく男性も少なくありません。
結婚願望を抱く女性の年代は様々ですが、特に30代に入ってくると、今後の仕事の方向性や自分の年収の動向なども見えてきて、どんな生活をしていきたいかということも、20代の時よりも具体的に想像できるようになります。だからこそ、生涯を共にしていけるパートナーを見つけて、共に泣き笑いしながらもっと人生を充実させようという意欲も湧いてきます。
しかし、一方では、身体は着実に年齢を重ねていくので、子供を授かりたいと思っている女性にとっては、出産適齢期も意識せざるを得なくなってきます。近年では高齢出産も増えてきていますが、一方で様々な原因での不妊に悩む夫婦も多いのが現実で、不妊治療をする決断をするなら時期は早いに越したことはありません。
そういった意味で、30代女性の婚活は、20代女性に比べてより時間に余裕がないとも言えるでしょう。その貴重な時間をどのように使うかによって、婚活や、その後の結婚生活は、かなり違ったものになってくるのです。
一般的に、出会ってから結婚に至るまでの期間は1~3年が平均と言われていますが、これは30代女性にとっては短い時間ではありません。それにも関わらず、相手に関してほぼ情報がない、あるいは情報の真偽がまったくわからない状態で知り合い、お互いに手探りしながら付き合っていった結果、自分の結婚相手としての条件にどうしても当てはまらない、となったとしたらどうでしょうか。
その点、結婚相談所では、年収も含めて信頼性が高い情報に基づいた条件設定で、最初の段階で出会う相手を絞れるので、時間にも労力にも無駄が少ないと言えます。手軽な婚活ツールが世に溢れるなか、結婚相談所という婚活スタイルが人気を保っているのも、そういった理由もありそうです。
結婚は年収だけじゃない、年収と結婚するわけではないとわかっていても、現実の年収を把握すること自体は、今後訪れる結婚生活を考える上で欠かせない要素と言えます。まずがむしゃらに婚活を始めるというよりも、どんな婚活スタイルが自分に合っているか、どんな情報が必要なのかをよく考えてスタートを切るほうが、よりスムーズに婚活を進めていけることでしょう。
年収という数字だけに踊らされずに、その情報を足掛かりに自分の結婚後の生活をしっかり想像して、相手と将来の理想の姿をシェアしていくことによって、婚活やその後の結婚生活がより喜びに溢れるものになっていくはずです。
お読みいただきありがとうございました。
横浜結婚相談所マダカナ
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