ブログ

50代男女の結婚相談所のリアルな婚活事情

婚活ランニングコスト・月会費のかからない(0円)横浜結婚相談所マダカナの岩崎です。前回の【40代男性の結婚相談所のリアルな婚活事情~その2~】の続きです。中高年と呼ばれる50代。少し先に定年退職が見えてくる世代ですね。もうすぐシニアって呼ばれるのだろうなぁと考えたり、病気のことや仕事引退という言葉がチラチラ頭をよぎったり、活発に人生を楽しめるのも後10年位?と方不安になる方も多いです。

50代でも婚活をする人や出会いを求める人は多くいますが、30代や40代と違い結婚したいと思う理由が変わってきます。「一人でいる寂しさを取るか二人でいる煩わしさを取るか」、シンプルにこの2択で婚活と向き合ってみると良い結果が出るかもしれません。

50代男女の結婚相談所のリアルな婚活事情

50代はこんな婚活になる

・50代は完全に男余り市場になる
・初婚・再婚・再再婚・お子様あり・お子様なし・死別が混在している
・男女共に子供を強く希望する人はほぼいない
・子供を望んでいない場合でも女性の若さにこだわる男性はやはり多く、5歳以上年下ばかり狙うとなかなかお見合いが組めない
・自分より5歳以上年上の男性は薄毛・メタボ・老けている人が大半なので女性は同世代か年下男性を好む傾向
・初婚再婚問わず人生経験豊富で自分が確立されており、人によっては財力がある為「この年になって我慢しながら生きていくのはごめんだ、でも結婚したい!」というような方が多く、自我や理想を優先しがちでカウンセラーのアドバイスをなかなか聞き入れてくれない人が多い
・男性は低年収・低学歴・タバコを吸う・子供を必ず欲しがる、男女共に極度の肥満・清潔感がない・親同居必須だと成婚しにくい

まずは50代の婚活市場を知ろう

下記はマダカナがいくつか加入している連盟のうちの、1つのシステムの年代別人数です。(2021年5月現在)

●男性●
40~49歳 8300名
50~59歳 4800名
60~69歳 1500名

●女性●
40~49歳 5000名
50~59歳 2400名
60~69歳 800名

パッと見て分かるように50代は完全に男余りの市場になります。このシステムだと50代男性は50代女性の約2倍在籍しています。連盟によっては中高年に強く女性の数がもっと増えるところがありますが、それでもやはり男性余り。20代30代の若い世代では男女比率が真逆で女余りでしたが、逆転してしまいました。

50代で婚活を始める理由

・老後の不安を感じる
健康不安を感じることが50代になると圧倒的に増えます。風邪を引いた時でも、40代の頃に自宅で寝込むのと50代で寝込むとでは、不安の感じ方が全然違ってきます。

・寂しくなる
40代の時と比べて、体力がガクッと落ちるのが50代。趣味で外に出かける事も減り、必然と自宅にいることが増えてきます。家に一人でいることに急激に寂しさを感じるという意見も多いです。

・子供から手が離れ一人になれる
バツイチ再婚者の方は子供の手が離れて、自分一人で自由に結婚相手を決められるようになります。元気なうちに、精神的や身体的に支えになるパートナーが欲しいと思い、新しい出会いを求める人が増えます。一緒に趣味を楽しみたいと思ったり、自分の人生を豊かにする誰かとペアを組みたいと思ったり。ちなみに、子育てを終えたので一緒に旅行を楽しめる人を探したいと希望する女性は非常に多いです。

・愛のある人生を求める
「本当に好きな人と一生を添い遂げたい」という、今まで成し遂げられなかった思いを叶えたくなる50代が増えます。必要以上に恋する事に執着しなければ、誰でも愛のある人生を手に入れる事は可能です。

・傷が癒えたから
バツイチ再婚者は、過去の離婚の経験で思い出すのも嫌なほどの苦痛や怒りが、50代になると少しずつ癒えてきます。実際に恋愛するか結婚するかは別として、前向きにパートナーを探そうという気持ちになれるのはいい心境の変化です。

・生活費を節約できる
一人で生きていくよりも、二人で生きていく方が家賃や光熱費や食費が安くなります。そうやって「助け合いながら生きていきたい」と考える方は実は多いです。とくに生活の苦しい女性に多い傾向です。給料のよい仕事は少なくなったし、物価も高い大変な時代です。結婚してお互いに生活が楽になるのも幸せの一つです。

50代の婚活の注意点

●お金の事●
50代以上で出会いを求めている人の中には、あえて入籍はせずに事実婚を希望する人も多いです。しかし、これは特に女性に気を付けてほしいです。「結婚」という形にこだわらずにただお付き合いや恋愛を求めるのは、責任を果たさず「いいとこどり」ができる状態。50代から同棲のようなお付き合いを始めて、60代になってから別れて、その後生活面の苦労をする女性が増えるのは相談所としても不本意です。

結婚となると、土地や金融資産、子どもの複雑な問題が出てきます。とくにお金の面は揉めることが多いです。だから取りあえず、一緒にいて楽しい相手、気の合うパートナーを探して、事実婚でいいんじゃない?となるのだけども…

基本結婚していたならその間の夫婦での収入はお互い50%ずつの権利ですが、籍を入れてなかったら着の身着のまま無一文で「出ていけ!」といわれ同棲解消いう最悪の状況も考えられます。もし入籍をしないとしてもお金のことはしっかりと書面で決めておいた方が良いでしょう。話し合いをしてくれない男性は不誠実なので次の男性に目を向けた方がよさそうです。

●病気の事●
もうひとつ気を付けることは、突然病気になることもちゃんと考えておかなければいけないということ。50歳を過ぎると、突然病に倒れることも人によってはあるでしょう。こればっかりは予測不能ですが、準備をしているに越した事はありません。

「もしかしたら、自分が倒れるかもしれないし相手が倒れるかもしれない。さらには両親の介護も必要になってくるかもしれない」これは40代でも問題ちらつく問題ですが、しっかりと話し合っておきましょう。

●自由のこと●
結婚すると、男女共に自分の時間が少なくなってしまいます。といっても50代は子育てを終えている方が多いので若いころに比べたら比較的自由度が高いですが、子育てがない変わりに介護も出てくるかもしれないですし…自由気ままな生活をしてきた二人が実際に生活を始めると、「あれ、結婚ってこんなに窮屈なの?」と感じてしまうかもしれません。

特に初婚で夢を見て結婚した方が陥りやすい傾向です。その点では、50代での結婚はバツイチ再婚者がオススメかもしれません。バツイチの方は、結婚に対して憧れだけをイメージしていることは少なくしっかり現実を見ています。一方だけでも現実的だと、上手くいく可能性は高くなりムダな喧嘩が少なくなるでしょう。これらを踏まえた上で、期間を設定した短めの同棲をすることは大いに有効だと思います。

まとめ

50代はいろいろな角度から結婚を考える必要性があります。今まで色々な人生を経て頑張ってこられてきたかと思いますので、皆さんには幸せになってほしいです。

「一緒にいて幸せを感じられるパートナー」を探すには、これからの二人の生活について「何が大切か?」を十分に話し合う事が必要不可欠です。お互いをじっくり観察してから結婚したらいいのではないでしょうか。

また、「もう我慢はしたくない」という方が多いですが、我慢のない結婚って多分ないと思います。独身の今と変わらない自由気ままなままの結婚生活を送れるのはほんの一握りです。そもそも、年代問わずお互いに譲り合ったり、気持ちを思いやったりするのが結婚です。

冒頭にも書きましたが「一人でいる寂しさを取るか二人でいる煩わしさを取るか」、人生の最後を迎える時までを想像してみるといいかもしれません。
お読み頂きありがとうございました。

横浜結婚相談所マダカナ 岩崎

関連性の高いエントリー

30代から50代までの男女別での婚活のやり方
50代女性の婚活が止まらない!
50代男性の婚活が「もう遅い!」なんて誰が決めた。入会の決め手は